車いす利用者がバスに乗る
健常者にも障害者にも鉄道が走っていないエリアの移動手段としてバスを欠かすことはできません。
高齢者や障害者が車いすでバスに乗るケースはつぎのような場合です。
- 目的地まで距離があり、列車の最寄駅がない
- 目的地までの間に急勾配がある
- 道路の舗装状態が良くない
バスを利用できない場合の移動手段は自家用車やレンタカー、タクシーがあります。
自家用車移動には走行距離と駐車場の問題があります。自家用車は事故のリスクを下げるために、1日に走行する距離と時間を適切な範囲に抑え、十分な頻度で休憩を取ることが大切です。観光もする日帰りドライブなら、高速道路なら200km(3時間)、一般道なら100km(3~5時間)と言う報告もあります。従って、500kmより遠くに旅行する場合、走行距離の観点から、自家用車で全旅程を走る方は少ないでしょう。また、目的地が遠方でない場合でも、目的地に駐車場がないと自家用車の利用はできません。管理人も経験しました。目的地は最寄り駅からJRで4駅先でしたが、目的地に駐車場がないので自家用車の利用はできませんでした。
そのように考えると、レンタカーやタクシーの利用となります。福祉車両のレンタカーは少ないのが現状です。タクシーは経済的な観点から高額な移動手段となります。
そこで、このページでは、気持ち良く迷惑を最小限に抑えて、車いすでバスに乗る方法を考えます。
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